鼻は感覚器であり、非常に過敏ですので、さわられると不快感が強い器官でもあります。当院では局所麻酔の鼻・副鼻腔手術を行う際には鎮静剤を用いています。鎮静剤とは催眠作用のある薬で、ぼーっとする感じになり、不安や緊張を和らげることができます。適正な鎮静剤と局所麻酔の鎮痛剤を用いることで、ある程度は不快感を感じずに手術をすることが可能です。最も適した状態は、呼びかけに応じることはできるが、それ以外は寝ている状態で、この状態を中等度の鎮静といいます。しかしながら鎮静のかかり具合は個人差があるため、軽い鎮静しかかからない患者さんもいます。鎮静剤を使用するには呼吸管理などの全身状態のモニタリングが必須であり、使用経験が豊富で熟練した技術が必要となります。鎮静剤は使用するとすぐに効果がきれることはないので、手術が終了しても1時間程度は院内で休んでいただき、鎮静剤が切れているのを確認してから帰宅していただいています。それでも少しふらついたり、ぼーっとしますので手術日の当日は車やバイク、自転車の運転は禁止させていただいております。
現在鎮静について患者さんにアンケート調査を行っておりますので、その効果を近日報告したいと思います。注射