慢性中耳炎や、外傷性鼓膜損傷(みみかきでついた)、過去に鼓膜チューブを留置していたなどの理由で鼓膜に穴(鼓膜穿孔)があいている方がおられます。検査次第ですが、この鼓膜の穴を再生(閉鎖)する手術があります。手術するメリットは2つあり、1つは聴力(きこえぐあい)がよくなること、もう一つは繰り返す耳漏(みみだれ)を防ぐことができるということです。年をとって免疫力が落ちてくると、鼓膜穿孔のある方は耳漏を繰り返すようになってしまう方がいらっしゃいます。局所麻酔の日帰り手術で、短時間で手術は可能です。年齢は局所麻酔でじっとできる年齢から可能なので、私は下が12歳から上は82歳までの患者さんに手術をしたことがあります。自分の耳の組織の一部を鼓膜にはりつける(接着法)という方法で、高い確率で一度の手術で鼓膜を閉鎖することができます。本日当院で鼓膜形成術の手術予定の患者さんが体調不良で手術延期されました。突然できたフリーな時間、有意義に過ごしたいものです。

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