鼻の中のできものが痛い?痛くない?硬い?白い?
鼻の中のできものには、痛みがない場合と痛みがある場合があり、できもの自体が硬かったり、色が白い場合などがあります。
こちらの記事では、鼻の中のできもの原因や治療法など詳しく解説いたします。
鼻の中にできものがある原因と考えられる病気
痛い場合
鼻の中のできものが痛い場合、以下の原因が考えられます。
にきびや吹き出物
鼻の中、入り口付近には毛が生えており、鼻前庭と呼ばれます。ここににきびや吹き出物ができることがあります。これらは炎症を起こし、痛みを伴うことがあります。
外傷
鼻をさわったりぶつけたりすると、鼻の中に傷ができます。鼻の真ん中にある鼻中隔に傷ができると痛みを伴うことがあります。
痛くない場合
鼻の中のできものが痛くない場合、以下の原因が考えられます:
鼻ポリープ
詳しい原因はまだ解明されていませんが、炎症などを契機にポリープができることがあります。通常、痛みは伴いませんが、鼻づまりや嗅覚の低下を引き起こします。好酸球炎症でも鼻の中にポリープができることがあります。
腫瘍
鼻の中に腫瘍ができることがあります。良性、悪性、いづれもできることがありますが、痛みを感じないことが多いです。早期発見と治療が重要です。
固い場合
鼻の中のできものが固い場合、以下の原因が考えられます。
腫瘍
腫瘍ができており、固いことがあります。早期の治療が必要です。
硬結
炎症や感染が原因で、鼻の中の組織が硬くなることがあります。
形態
外鼻を形成している軟骨や鼻中隔軟骨のゆがみをさわって、固いできものと間違えていることがあります。
白い場合
鼻の中のできものが白い場合、以下の原因が考えられます。
にきびや吹き出物
白い膿が溜まることがあります。
腫瘍
腫瘍の表面が壊死して白く見えることがあります。
感染
結核などの特殊な感染症で鼻の中に白いカサブタがつくことがあります。
鼻の中にできものがある場合の検査
視診
鼻鏡や内視鏡を使用して、鼻の中を直接観察することが大事です。
画像診断
必要に応じて、レントゲン、CTスキャンやMRIを使用して、できものの位置や大きさを確認します。
生検
腫瘍が疑われる場合、組織を一部採取して病理検査を行います。
鼻の中にできものがある場合の治し方
鼻の中にできものができた場合、原因に応じた治療が必要です。
薬物療法
炎症や感染が原因の場合、抗生物質や抗炎症薬を使用します。
生活習慣の改善
鼻を頻繁に触らないようにし、清潔を保つことが重要です。
手術
鼻ポリープや腫瘍が原因の場合、手術で除去することがあります。
特に悪性腫瘍が疑われる場合は鼻、眼、口、頭にかけての大きな手術になることがありますので、早期発見、早期治療がとても大事になります。
鼻の中にできものができて気になる方はご相談ください
鼻の中にできものができてしまうと気になりますよね。痛みがあればなおさらです。
にきびや吹き出物の場合もありますが、鼻ポリープや腫瘍の可能性もあるので、鼻の中のできものが気になった場合は当院までご相談ください。