2019年7月27日に、福岡で「第16回耳鼻咽喉科短期滞在手術研究会」が行われ、参加、発表してきました。

特別講演として「米国における短期滞在手術」としてDouglas D. Backous先生から講演がありました。アメリカは日本と医療のシステムが異なります。手術センターは数人のドクターがグループを組んで運営しています。大学病院などと比べると手術センターで医療をうけるほうが医療費は安くすむとのことです。実際にアメリカで患者にアンケート調査をすると最も重要視しているのがコストだとのことでした。今後日本も高齢化社会を迎えて医療費が高騰するのは目に見えています。外科手術はどの分野でも日帰りや短期滞在型手術が推進されて医療費を抑える方向にいくのではと思っています。

私は「鼻中隔前弯矯正が外鼻形態へ及ぼす影響についての検討」という演題で発表してきました。当院では鼻中隔手術が最も多く、外鼻との関連はないのか以前から疑問に思っていたことを調べて発表しました。データーをもう少し蓄積して今年に行われる鼻科学会でも発表したいと思います。