匂いがしない(嗅覚障害)

匂いがしない、匂いが分からない

匂いがしない、匂いが分からない

嗅覚障害は、匂いが弱くしか感じなかったり、まったく匂いがしなくなったりすることを指します。匂いは五感の一つであり、これが失われると日常生活に大きな影響を与えることになります。原因や対処法を理解することが重要です。

匂いがしない場合に考えられる原因・病気、コロナの可能性も!?

嗅覚障害の原因は多岐にわたります。以下は主な原因の一部です。

感染症

風邪やインフルエンザ、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)などのウイルス感染が嗅覚に影響を与えることがあります。

副鼻腔炎

副鼻腔炎副鼻腔炎によって嗅覚障害がでることがあります。特に好酸球性副鼻腔炎やアレルギー性親近性副鼻腔炎は嗅覚障害を引き起こすことが多い副鼻腔炎です。

アレルギー

アレルギー花粉症やアレルギー性鼻炎が原因で鼻の通りが悪くなり、匂いを感じにくくなることがあります。

外傷

頭部の外傷や鼻の手術が嗅覚神経に影響を与えることがあります。

加齢

年齢を重ねることで嗅覚が徐々に低下することがあります。

神経疾患

パーキンソン病やアルツハイマー病などの神経疾患が嗅覚障害を引き起こすことがあります。

腫瘍性病変

嗅覚を感じる場所(嗅裂)に嗅神経芽細胞種や過誤腫などの腫瘍性病変ができると嗅覚障害になります。

 

匂いがしない場合の検査

嗅覚障害の診断には、以下のような方法が用いられます。

問診

問診症状の経過や関連する病歴を確認します。どのぐらいにおいがしているのか調べる問診もあります。

鼻咽腔ファイバー

鼻咽腔ファイバー鼻の中や、嗅神経がある嗅裂をカメラで検査します。

嗅覚テスト

匂いの注射や特定の匂いを嗅いで、その強さや種類を判別するテストを行います。

画像診断

画像診断MRIやCTスキャンを用いて、嗅覚神経や脳の状態を確認します。

匂いがしない場合の治す方法

嗅覚障害の治療法は原因によって異なります。

薬物療法

薬物療法アレルギーや感染症が原因の場合、抗ヒスタミン薬や抗生物質を服用することで治ることがあります。また、嗅神経の再生を促す内服薬やステロイド点鼻をすることで嗅覚が改善することがあります。

手術

鼻の構造的な問題、副鼻腔炎、腫瘍性病変が原因の場合、手術によって改善することがあります。

リハビリテーション

嗅覚トレーニングを行うことで、嗅覚の回復を促すことがあります。

 

匂いがしないときに何科に受診するか迷ったら耳鼻咽喉科へ

匂いがしないときに何科に受診するか迷ったら耳鼻咽喉科へ匂いがしない症状が続く場合や悪化する場合は、当院までご相談ください。
嗅覚障害は生活に大きな影響を与えることがありますが、適切な対処法を知ることで、より快適な生活を送ることができます。

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